竹中大工道具館

竹中大工道具館とは

新神戸駅のすぐ近くにある竹中大工道具館をご存知でしょうか。

竹中工務店さんが、「消えてゆく大工道具を民族遺産として収集・保存し、さらに研究・展示を通じて後世に伝えていくこと」を目的として建てられた、日本で唯一の大工道具の博物館です。

前々から行ってみたいと思っていて、今回ようやく伺うことができましたが、建築好きには堪らない博物館でしたね。

都会とは思えない静けさ

竹中大工道具館の入口通路

まず入口から一歩足を踏み入れた瞬間から、静かな森のような空間が広がっています。

兵庫県の新幹線の停車駅である新神戸駅からほど近い場所にあるとは思えない静寂感。

竹中大工道具館の外観

背の高い植栽が視界を適度に遮り、ここが都会であることを感じさせません。

竹中大工道具館の玄関

建築写真家としてはこのアングルは外せません。プライベートでも真剣に建物と向き合って撮影します。

竹中大工道具館の庇と庭

綺麗に手入れされたお庭と天然木の軒。紫陽花が見頃でした。

建築撮影時における明暗差が激しい場合

竹中大工道具館のロビー

この日の屋外は晴天で、屋内写真は明暗差が激しい状況でした。

仕事でこのような環境で竣工撮影する際には、私の場合三脚を用いて露出ブラケットで明暗の異なる写真を複数枚撮影し、後から合成処理を行いダイナミックレンジの広い写真を作ります。

ただプライベートの撮影ですし、そもそも三脚なんて使えませんからRAW現像でシャドウを持ち上げることを前提に、α7RⅢのSONYのイメージセンサーの性能頼りで一枚撮りです。

結果問題ないレベルでハイライトもシャドウも描写できました。やはりSONYのイメージセンサーは優秀です(Canonではこうはいかない)

竹中大工道具館の舟底天井

竹中大工道具館の舟底天井

一階ロビーは舟底天井。内部空間は柱のない設計で広々としています。

地下展示スペースは貴重な展示物がたくさん

竹中大工道具館の吹抜け

中庭からの光がほんのりまわる展示空間。竹中大工道具館の展示

吹抜けの象徴展示。

唐招提寺金堂組物の実物大模型だそうですが、実物を至近距離からまじまじと観察できる機会なんてそうそうないです。竹中大工道具館の佐官による壁

中庭の壁は鏝による削り出しだそうです。

ここは立ち入り不可ですので、ガラス越しに撮影。
竹中大工道具館の枯山水庭園

休憩室の前には枯山水庭園がありました。

京都にあったら、観光客が殺到しそうなほどのクオリティ。

建築好きな方はぜひ

展示物は撮影しませんでしたが、大工道具の歴史や貴重な実物資料など盛りだくさんで、建築写真家として正直ものすごくためになりました。

伝説の宮大工西岡棟梁のお言葉なども心に残ります。

建築学科の学生たちにとっては必修なんじゃなかろうか。

建築や大工道具に興味のある方はぜひ一度行ってみてください。きっと満足できると思います。

今回の使用機材

SONYα7RⅢ + Canon TS-E17mm F4L + マウントアダプターMC-11