建築撮影について

Prespective

建築写真撮影において重要なことは、対象の建築物のどこをどの手段で写真に収めるのか決定すること。

すなわち、観測者として固有の視点を持つことです。

私はまず、建築物の内外全体を確認し、最適な光で撮ることができる時間帯と場所を探します。
撮影すべき順番を決めたら、その空間を切り取るためのカメラとレンズを選び、その空間と向き合い時間を掛けて撮影していきます。

また写真というものは、三次元のモノを二次元に投影するわけであり、肉眼で見た通りには写らない。
建築写真においては、眼前にある造形物がレンズを通して記録される場合にどのように表現されるのかを想定し、その建築物をもっとも引き立たせる構図で撮影することを求められる。

建築写真

Canon(キヤノン) TS-E17mm F4Lの作例

Cameras & Lenses

中判デジタルカメラ、35mm判デジタルカメラ、各種ティルト・シフトレンズや超広角レンズ、広角レンズ、標準レンズ、望遠レンズを用いて、パースペクティブをコントロールして撮影。

超広角レンズでの歪みのない内観写真の撮影や、各種シフトレンズによる狭小地や引きの取れない状況でもパースを崩すことなく撮影できる。

撮影現場では大型ディスプレイに撮影画像をリアルタイム表示させることで、現場にてクライアントチェックも可能。

超広角レンズを用いて、空間全体を表現
望遠レンズを用いて、高台の上から建築物とロケーションの関係性を表現
建築竣工写真
超広角シフトレンズと大型三脚を使用することで、引きが取れない現場の状況でも7階建てのホテル外観をあおることなく撮影

Drone

ドローンによる上空からの建築空撮にも対応。

今までであれば大型クレーン車を手配する必要があった建物上空からの鳥瞰アングルも、ドローンを活用することでクレーン車と同様のアングルはもちろん、クレーン車利用時では不可能であった真俯瞰や、さらに高所でのアングルも可能になった。

また、建築写真家本人がドローンで撮影し画像編集まで行うので、空撮においても建築撮影に特化した写真を撮影することができる。

ドローンによる建築物の空撮 ドローンによる建築物の空撮

Retouch

日本で撮影される建築写真においては、道路幅や住宅の密集により不要物の除去などが必要とされる場面は多くなる。

弊所では簡易な修正(壁面などの汚れの修正、ナンバープレートの除去、床面のタイヤ痕除去など)は無料で施させていただき、下記のような大掛かりな修正はオプションにて承ります。
大掛かりな修正は都度お見積もりとなります。