建築撮影について

Prespective

建築写真撮影で重要なのは、対象の建築物のどこをどのような手段で写真に収めるかを決定することです。
つまり、観測者として独自の視点を持つことが求められます。  

私はまず、建築物の内外全体を確認し、最適な光で撮影できる時間帯と場所を探します。
撮影の順序が決まったら、その空間を切り取るために適したカメラとレンズを選び、その空間と向き合いながら時間をかけて撮影します。  

さらに、写真は三次元のものを二次元に投影するため、肉眼で見た通りに写るわけではありません。
建築写真では、眼前の建築物がレンズを通してどのように表現されるかを考慮し、その建築物が最も引き立つ構図で撮影することが求められます。

建築写真

Cameras & Lenses

中判デジタルカメラ、35mm判デジタルカメラ、各種ティルト・シフトレンズや超広角レンズ、広角レンズ、標準レンズ、望遠レンズを用いて、パースペクティブをコントロールして撮影します。

様々なレンズを使い分けることで、撮影者が意図した通りの表現が可能となります。

撮影現場では大型ディスプレイに撮影画像をリアルタイム表示させることで、現場でのクライアントチェックも可能です。

Drone

ドローンによる上空からの建築空撮にも対応可能です。

従来であれば大型クレーン車を手配する必要があった建物上空からの鳥瞰アングルも、ドローンを活用することで実現可能です。
クレーン車と同様のアングルに加え、クレーン車では不可能だった真俯瞰や、さらに高所からのアングルも撮影できるようになりました。

また、建築写真家本人がドローンで撮影し画像編集まで一貫して行うので、空撮においても建築撮影に特化した建築写真を撮影することが可能です。

ドローンによる建築物の空撮 ドローンによる建築物の空撮

Retouch

日本で撮影される建築写真においては、道路幅や住宅の密集により不要物の除去などが必要とされる場面は多くなります。

弊所では簡易な修正(壁面などの汚れの修正、ナンバープレートの除去、床面のタイヤ痕除去など)は無料で施させていただき、下記のような大掛かりな修正はオプションにて承ります。
大掛かりな修正は都度お見積もりとなります。