先日、滋賀県立大学の建築学部にて、建築写真の講義をさせていただきました。
大学の先生たちの学生時代では、建築学校に入学すると同時にフィルム一眼カメラを購入して撮り方も授業で習ったとの事ですが、近頃の建築学部の学生さんは一眼カメラを持っておらず、スマートフォンで建築模型なども撮影している人が多いみたいです。
実際、講義には新入生から院生まで幅広い世代が参加していましたが、一眼カメラを所有しているのは参加者の内の10%ほどでした。
そんな一眼カメラに馴染みのない学生たちに、写真を撮ることの楽しさや、思い通りに撮れたときの喜びを感じてもらえたらと思いながら講義を行いました。
講義を受けた後に、実技として学内を撮影して発表してもらいました。
学生が撮影した写真
一眼やスマートフォンなど様々なカメラで撮影されていますが、みんな思いの外よく撮れてますね。
講義で話した基本的な技術を踏襲しつつ、学生の瑞々しさみたいなものが写真から感じられます。
今の世代の学生は、日頃からスマートフォンなどで写真を撮るという行為自体に慣れているので、少し基礎を教えるとめきめき上達しますね。
これをきっかけに写真に興味を持ってもらえると嬉しいです。