MIHO MUSEUM
滋賀県甲賀市信楽にある「MIHO MUSEUM(ミホ ミュージアム)」へ建築巡りに行ってきました。
MIHO MUSEUMは1997年に開館した美術館で、設計・建築は「 I.M.Pei Architect」「紀萌館設計室」が手掛けております。
I.M.ペイ(イオ・ミン・ペイ)と言えば、パリのルーブル美術館前のルーブル・ピラミッドや、ボストンのジョン・F・ケネディ図書館などを手掛けた世界的な建築家。
学生のときにルーブル美術館に行った際には展示物に対する好奇心が優ってしまって、あまりちゃんと観る時間がなかったことが悔やまれるルーブル・ピラミッド。と言うよりあの時のヨーロッパ旅行で、もっとちゃんと建築物の写真を撮っておけばよかったと過去の自分をぶん殴りたい。
さてそんな世界的建築家の作品が日本の、しかも関西の滋賀県で観ることができるとは嬉しいですね。
こんどはしっかりと眼に焼き付けますよ、I.M.ペイ先生。
駐車場〜トンネル
駐車場から緩やかな傾斜をしばらく歩くとトンネルが現れます。
春は桜並木になるそうで、そういえばどっかの写真でトンネルと桜を撮ったものを見た気がする。


トンネルを抜けると世界が変わります。
まさに千と千尋の神隠し。この壮大な仕掛けはディズニーランドくらいでしか記憶にないです。
駐車場からエントランス間の電気自動車による送迎もありますが、ここはやはり壮大な仕掛けを徒歩でじっくり体感するのがおすすめ。

建物内部
メインロビーは幾何学模様で構成され、光が降り注ぐ空間。
晴れた日に訪れることができてよかった。

メインロビーから望む甲賀市信楽の山並み。
電線ひとつ無い風景はとても贅沢に感じます。(唯一見えた人工物もI.M.ペイ設計のものだそうですが、残念ながら非公開)
展示物は撮影しませんでしたが、展示自体も非常に興味深いもので楽しめました。
建築物メインで来たので、正直ここまで充実した展示物があるとは思っていなかったです。
一度見てみたいと思っていた、国宝曜変天目茶碗(ようへんてんもくちゃわん)も拝見することができて非常に満足です。
MIHO MUSEUMは宗教団体が運営しているようです。
運営している宗教団体のことは全く知りませんが、建築物や展示物に興味がある方は遠方からでも足を運んでみて損はないと思います。
撮影機材
SONYα9, SONY FE 24-105mm F4 G OSS, CANON TS-E17mm F4, SIGMA 85mm F1.4 DG DN|Art