X Summit PRIME 2021
いやー凄いです富士フイルムさん。
昨日の富士フイルム「X Summit PRIME 2021」にて新製品の発表が多数ありました。
事前のリーク情報で、「FUJIFILM GFX50S II」や軽量コンパクトで廉価なGFズームレンズなどが発売されると知っていたのでそんなに注目していなかったんですが、なんとそれ以外にも素晴らしい製品の開発発表があったみたいです。
「X Summit PRIME 2021」にて発表された製品で建築写真家として特に気になるものは下記の二つ。
GF TILT/SHIFT LENS(開発発表):ティルトシフトレンズ。2023年発売予定。
GF20-35mm(開発発表)
GFレンズラインナップの中で最広角を更新する超広角ズームレンズです。(純正レンズの話ね)
35mm判換算:16mm相当〜28mm相当をカバーできるズームレンズがあれば建築写真撮影においてもかなり使い勝手がいいですね。
おそらく真面目なレンズ造りをするFUJIFILMのことなので、歪曲収差をしっかり補正した建築写真撮影にも使えるレンズを開発してくれると思うのでかなり期待できます。
GF TILT/SHIFT LENS(開発発表)
そして何より驚いたのはこれですね!
なんとGFレンズのティルトシフトレンズが開発発表されました。
ちなみにモックアップを見ましたがめちゃくちゃデカイです。笑
44×33の中判センサーで真面目にシフトレンズを造ろうとすると巨大になるのはしょうがないですし、おそらくデジタル一眼レンズ史上最高画質のティルトシフトレンズになるでしょうね。
ただひとつだけ気掛かりなのは、GFレンズロードマップを見たところ焦点距離のポジションが30mm前後にラインナップされているところ。
仮に「GF30mmTILT/SHIFT LENS」として製品化された場合、35mm判換算:24mm相当となり建築写真業務的にはこの1本だけではカバーできません。
流石に広角シフトレンズをもう1本ラインナップする事は無さそうだし、それ以上の超広角シフトレンズは「Canon TS-E17mm F4L」や「LAOWA 15mm F4.5 Zero-D Shift」など他社製を使ってくれと暗に言ってるんでしょうかね。
GFXシリーズのカメラは5,000万画素〜1億画素と高画素でクロップ耐性が充分あるので、出来れば焦点距離は24mm (35mm判換算:19mm相当)、欲を言えば20mm (35mm判換算:16mm相当)で開発してもらえると建築撮影業務でも完璧なんですが、やっぱり中判ともなると設計が難しいんでしょうか。
ここはいい意味で予想を裏切って欲しいところです。
発売が楽しみ
「GF20-35mm」「GF TILT/SHIFT LENS」両レンズとも今回は開発発表という形でしたので発売は2022年以降になるようです。
なんだかんだGFXシリーズのカメラはまだ導入していなかったのですが、その一番の理由は広角レンズのラインナップが物足りないからでした。
しかし、今回の2本のレンズが発売されたら建築写真家としてはこれはもうGFXシリーズのカメラを買わざるを得なくなりそうです。